口切りに
「口切に 境の庭ぞ なつかしき」とは芭蕉。茶の湯の世界で、大切なしきたりのひとつに口切があります。
茶壷に納められた新茶が、半年ぶりに茶師のもとから茶家へ。早速茶壷の封を切り、濃茶を練る…。すでに茶の湯は炉の季節です。
このころはまた、お歳暮を考える時期でも。お中元、そして今。こうして年に二度ではございますが、ごあいさつをお届けできるのは、味噌造り一筋、日々営々の賜かと自負しております。
脈々と京に在りて、茶人・数奇人に愛された銘品それぞれ。ぜひこの度も、貴方様のご用命をいただきたく。